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日本の防災・緊急時対応ガイド

防災グッズの準備リストと購入先

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
防災グッズの準備リストと購入先

日本に住む外国人のための防災グッズ完全準備リスト。1次避難・2次避難用のチェックリスト、100均・ホームセンター・Amazonなどの購入先ガイド、外国人が追加で準備すべきアイテムまで詳しく解説。今すぐ始められる防災対策を紹介します。

防災グッズの準備リストと購入先|外国人のための完全チェックリスト

日本は地震・台風・洪水など自然災害が多い国です。いつ災害が起きても対応できるよう、日頃から防災グッズを準備しておくことが、あなたと家族の命を守る第一歩になります。特に外国人の方は、言語の壁や文化の違いから災害時に情報を得にくく孤立しやすいため、自分自身で備えを整えておくことが非常に重要です。

この記事では、日本の防災・緊急時対応の基礎知識をもとに、本当に必要な防災グッズのリスト、1次・2次避難用の違い、購入できる場所、そして外国人が特に注意すべきポイントまで詳しく解説します。

なぜ防災グッズの準備が必要なのか

日本の自然災害の種類と備え方でも解説している通り、日本では毎年のように大きな災害が発生しています。大規模な災害が発生すると、スーパーやコンビニは営業を休止したり、物流が停滞して商品が入荷しなくなったりします。

!なぜ防災グッズの準備が必要なのか - illustration for 防災グッズの準備リストと購入先

政府は最低3日分、できれば1週間分の備蓄を推奨しています(参考:内閣府 防災情報)。ガスや水道の復旧には1週間近くかかるケースもあり、その間は自力で生活を維持する必要があります。

外国人が日本で災害に遭遇した場合、以下のような困難に直面します:

  • 言語の壁:避難指示や支援情報が日本語のみの場合が多い
  • 情報入手の困難:テレビやラジオの緊急放送が理解できない
  • 避難所でのトラブル:ルールや習慣が分からず孤立するリスク
  • 食事の問題:宗教上の食事制限に対応した備蓄食がない

これらの問題を軽減するためにも、事前に自分用の防災グッズを準備しておくことが不可欠です。

1次避難用(非常持ち出し袋)の準備リスト

1次避難用の防災グッズとは、災害発生直後にすぐ持ち出すための最低限のセットです。最初の1~2日を乗り切るためのもので、携帯性を重視して準備しましょう。地震が起きたときの行動マニュアルも合わせて確認してください。

!1次避難用(非常持ち出し袋)の準備リスト - illustration for 防災グッズの準備リストと購入先

カテゴリ必要なアイテム数量の目安備考
飲料水ペットボトル水1人3リットル×2日分500mlボトルが持ち運びやすい
食料缶詰・クラッカー・栄養補助食品2日分調理不要のものを選ぶ
照明LEDランタン・ヘッドランプ各1個NHK推奨。ろうそくは火災リスクがあるため避ける
情報機器携帯ラジオ・モバイルバッテリー各1個手回し充電式が理想的
衛生用品マスク・ウェットティッシュ・歯ブラシ数日分簡易トイレも忘れずに
医療品救急セット・常備薬・予備メガネ1セット処方薬は多めにストック
防寒具アルミブランケット・レインコート各1枚季節を問わず必要
貴重品在留カード・パスポートのコピー1セット防水ケースに入れる
安全用品軍手・ホイッスル・厚底靴各1ホイッスル3回吹きは国際的な救助信号
通信スマートフォン・充電ケーブル1セット防災アプリを事前にインストール

外国人が追加で準備すべきもの

通常の防災グッズに加えて、外国人は以下のアイテムを追加しておくと安心です:

  • パスポート・在留カードのコピー:原本は防水ケースに、コピーはスマホに写真保存
  • 翻訳カード:「助けてください」「○○語を話せる人はいますか」など基本的なフレーズカード
  • 大使館・領事館の連絡先:印刷して携帯
  • 宗教上の食事制限に対応した食料:自分専用の備蓄食を準備
  • Safety tipsアプリ:観光庁監修の14か国語対応防災アプリ

2次避難用(自宅備蓄)の準備リスト

2次避難用は、1次避難で安全を確保した後、自宅や避難先で中長期的に生活するための備蓄品です。最低3日分、理想は1週間分を目安に準備しましょう。

水と食料

  • 飲料水:1人1日3リットル×7日分=21リットル
  • 生活用水:洗面・トイレ用にポリタンクで追加備蓄
  • 保存食:レトルト食品、アルファ米、缶詰、乾麺、お菓子類
  • カセットコンロとボンベ:温かい食事を作るために必須

生活用品

  • 簡易トイレ:1人1日5回×7日分=35回分
  • ラップ・ゴミ袋:食器の代用や防水対策に
  • 新聞紙:保温・防寒・吸水など多目的に使える
  • ガムテープ・ロープ:補修や固定に
  • ポータブル電源:スマホの充電やLEDライトの給電に活躍

防災グッズの購入先ガイド

日本には防災グッズを購入できる場所が豊富にあります。予算やニーズに合わせて使い分けましょう。

!防災グッズの購入先ガイド - illustration for 防災グッズの準備リストと購入先

購入先メリット主な取扱商品価格帯
ホームセンター(カインズ・コーナンなど)品揃えが豊富で一度に揃う保存食品・照明・簡易トイレ・収納ボックス中~高
家電量販店(ビックカメラ・ヨドバシカメラ)電子機器系が充実ラジオ・ランタン・ポータブル電源・モバイルバッテリー中~高
100均ショップ(ダイソー・キャンドゥ・セリア)低予算で基本が揃う懐中電灯・簡易トイレ・ホイッスル・収納用品
Amazon・楽天自宅配送で便利。セット商品が豊富防災セット一式・保存水・保存食低~高
アウトドアショップ(モンベル・L-Breathなど)高品質で長持ちエアマット・防水リュック・ランタン
ドン・キホーテ24時間営業も多い保存食・電池・ライト・防寒グッズ低~中
無印良品デザイン性が高くコンパクト防災セット・保存食・LEDライト

オンラインで「防災セット」を購入する場合

防災グッズランキングも参考になります。Amazon・楽天で「防災セット」(ぼうさいセット)と検索すると、1人用から家族用まで様々な既製品キットが見つかります。価格は5,000円~30,000円程度で、中身の充実度に差があります。以下のポイントで選びましょう:

  • 人数:1人用か家族用かを確認
  • リュック付き:持ち出し用リュックが含まれているか
  • 食料の賞味期限:5年以上のものがおすすめ
  • レビュー評価:実際の使用者の評価を確認

100均で揃える防災グッズ

予算を抑えたい方には、ダイソー・キャンドゥ・セリアなどの100均ショップがおすすめです(参考:100 Yen Shop Must-Haves for Emergencies)。以下のアイテムがそれぞれ110円(税込)で購入できます:

  • LEDライト:小型で十分な明るさ
  • ホイッスル:救助信号に必要
  • レインコート:防雨・防寒に使える
  • 軍手:がれきの撤去や移動時に
  • ウェットティッシュ:断水時の衛生管理
  • ゴミ袋(大):防水シートや簡易トイレ代わりに
  • アルミシート:体温保持に効果的
  • マスク:粉じんや感染症対策に
  • 包帯・絆創膏:応急処置用

合計1,000円程度で基本的な防災セットを揃えることができるため、まだ何も準備していない方はまず100均から始めるのがおすすめです。

防災グッズの保管と管理のポイント

防災グッズは準備して終わりではなく、定期的な点検と入れ替えが必要です。

ローリングストック法

保存食や飲料水は「ローリングストック法」で管理しましょう。普段から少し多めに備蓄し、使った分を買い足すことで、常に新鮮な備蓄を維持できます。

保管場所のポイント

  • 玄関近く:すぐに持ち出せる場所に1次避難用バッグを配置
  • 寝室:就寝中の災害に備えて靴・懐中電灯・ホイッスルを枕元に
  • 複数の場所に分散:家具の倒壊で取り出せなくなるリスクを避ける

定期点検のスケジュール

年に2回(9月1日の防災の日と3月頃)を目安に以下をチェックしましょう:

  • 食料品・飲料水の賞味期限
  • 電池の残量と液漏れ
  • 医薬品の使用期限
  • 衣類のサイズ(子供がいる場合)
  • 緊急連絡先リストの更新

災害時に役立つアプリとツール

防災グッズと合わせて、スマートフォンに防災関連のアプリをインストールしておきましょう。防災アプリとアラート通知の設定方法で詳しく解説していますが、特に外国人におすすめのアプリは以下の通りです:

  • Safety tips:観光庁監修の多言語防災アプリ(14か国語対応、参考:Japan Emergency Kit Guide
  • Yahoo!防災速報:地震速報・避難情報をプッシュ通知
  • NHK WORLD-JAPAN:英語で最新の災害情報を配信
  • Google翻訳:オフラインでも使用可能な翻訳アプリ

災害時の多言語情報の入手方法も参考にして、複数の情報源を確保しておくことが大切です。

避難所に持っていくと便利なもの

避難所の場所の確認と利用方法で紹介しているように、避難所での生活は予想以上に不便です。以下のアイテムがあると、避難所生活の負担を軽減できます:

  • 耳栓・アイマスク:多人数での共同生活で睡眠を確保するため
  • スリッパ:室内用の履物
  • 着替え:下着と靴下は最低3日分
  • タオル:身体を拭く、枕の代わり、目隠しなど多用途
  • 現金:停電時はキャッシュレス決済が使えない。1万円札より千円札・小銭を多めに
  • 娯楽品:本、トランプ、スマホ用イヤホンなど精神的なケアに

まとめ:今日から始める防災準備

防災グッズの準備は、一度にすべて揃える必要はありません。まずは100均で基本セットを揃え、その後オンラインやホームセンターで必要なものを追加していく方法がおすすめです。

最低限今日やるべきこと:

  1. 飲料水3日分(9リットル)を購入する
  2. 懐中電灯・モバイルバッテリーを確認する
  3. 防災アプリをスマホにインストールする
  4. 避難所の場所を確認する
  5. パスポート・在留カードのコピーを取る

災害はいつ起こるかわかりません。台風・大雨・洪水への備え火災予防についても合わせて確認し、今日から一つずつ備えを進めていきましょう。あなたの準備が、いざというときの安心と安全を確保します。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本生活情報を発信。

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