マイナンバーの取得方法と活用ガイド

日本に住む外国人向けにマイナンバーカードの申請方法・取得手順・活用法を徹底解説。健康保険証としての利用、コンビニでの証明書取得、2026年の特定在留カード制度まで、最新情報をわかりやすくまとめています。
マイナンバーカードの取得方法と活用ガイド|外国人向け完全解説
日本に住む外国人にとって、マイナンバーカードは生活のあらゆる場面で役立つ重要な身分証明書です。健康保険証としての利用、コンビニでの公的証明書の取得、行政手続きのオンライン化など、マイナンバーカードがあれば日本での生活がぐっと便利になります。さらに、2026年6月からは在留カードとマイナンバーカードを一体化した「特定在留カード」の運用も始まる予定です。この記事では、外国人がマイナンバーカードを取得するための具体的な手順から、日常生活での活用方法まで詳しく解説します。
マイナンバーとは?外国人にも付与される個人番号
マイナンバー(個人番号)とは、日本に住民登録をしているすべての人に割り当てられる12桁の番号です。日本国籍を持つ人だけでなく、3ヶ月以上の在留資格を持つ外国人にも付与されます。
マイナンバーは主に以下の3つの分野で使用されます。
- 社会保障:健康保険、年金、雇用保険などの手続き
- 税金:確定申告、源泉徴収票の作成、給与支払報告書
- 災害対策:被災者台帳の作成、支援金の支給
マイナンバーカードは、このマイナンバーが記載されたICチップ付きのカードで、顔写真入りの公的な本人確認書類として使えます。在留カードと合わせて持っておくことで、日本での行政手続きがスムーズになります。日本のビザ・在留資格について詳しく知りたい方は、関連ガイドもご覧ください。
マイナンバーカードを取得するメリット
外国人がマイナンバーカードを持つことで、さまざまなメリットがあります。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 本人確認書類として使える | 銀行口座の開設、携帯電話の契約など、顔写真付きの身分証として利用可能 |
| 健康保険証として使える | 2024年12月から従来の健康保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化 |
| コンビニで証明書取得 | 住民票の写し、印鑑登録証明書などをコンビニのマルチコピー機で取得可能 |
| オンライン手続き | e-Tax(確定申告)やマイナポータルからの行政サービスをオンラインで利用可能 |
| 在留手続きの簡素化 | 在留諸申請をオンラインで行える |
| 口座との紐付け | 給付金や還付金の受取口座を事前登録でき、迅速な受給が可能 |
特に日本の健康保険・医療制度を利用する際には、マイナ保険証が必須になりつつあります。また、日本の銀行口座を開設するときにも、マイナンバーカードがあると手続きが簡単です。
マイナンバーカードの申請方法【4つの方法を解説】
マイナンバーカードの申請方法は4つあります。初回の申請は無料です。
方法1:スマートフォンで申請
最も手軽な方法です。交付申請書に記載されたQRコードをスマートフォンで読み取り、専用サイトにアクセスして申請します。
- 交付申請書のQRコードを読み取る
- メールアドレスを登録
- 顔写真を撮影してアップロード
- 生年月日などの必要事項を入力
- 申請完了
方法2:パソコンで申請
マイナンバーカード総合サイトにアクセスし、申請書IDを入力して申請します。デジタルカメラで撮影した顔写真のデータが必要です。
方法3:郵送で申請
交付申請書に顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)を貼り付け、必要事項を記入して送付用封筒に入れてポストに投函します。日本語の記入に不安がある方でも、比較的シンプルなフォームなので対応しやすい方法です。
方法4:証明写真機で申請
対応している証明写真機(まちなかの証明写真ボックス)から直接申請できます。写真撮影と申請が同時にできるため便利ですが、対応機種は限られています。
いずれの方法でも、申請から約1ヶ月後に市区町村から「交付通知書」(ハガキ)が届きます。このハガキと在留カードなどの必要書類を持って市区町村の窓口でカードを受け取ります。
カードの受け取り時に必要なもの
交付通知書が届いたら、以下の書類を持って市区町村の窓口に行きましょう。
| 必要書類 | 備考 |
|---|---|
| 交付通知書(ハガキ) | 回答書に必要事項を記入しておく |
| 本人確認書類 | 在留カード、運転免許証など(顔写真付き1点、または顔写真なし2点) |
| 個人番号通知カード | 持っている場合は返納 |
| 住基カード | 持っている場合は返納 |
受け取り時には、以下の暗証番号を設定します。
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁):コンビニ交付やマイナポータルのログインに使用
- 署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16桁):e-Taxなどのオンライン申請に使用
- 券面事項入力補助用の暗証番号(数字4桁)
- 住民基本台帳用の暗証番号(数字4桁)
暗証番号は忘れないようにメモしておきましょう。英語でのサポートが必要な場合は、マイナンバーコールセンター(0570-064-738)に問い合わせることもできます。24時間対応で、英語サポートも利用可能です。
マイナンバーカードの日常生活での活用法
コンビニで住民票・印鑑証明を取得
マイナンバーカードがあれば、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニに設置されたマルチコピー機で、住民票の写しや印鑑登録証明書などを取得できます。市区町村の窓口が閉まっている時間帯(早朝6:30〜23:00)でも利用でき、手数料も窓口より安い場合が多いです。日本の郵便・届出サービスと併せて活用すると、行政手続きの効率が大幅にアップします。
マイナ保険証として医療機関で利用
2024年12月に従来の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」に一本化されました。医療機関の受付にあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで受付が完了します。過去の薬剤情報や特定健診の結果も医師と共有でき、より適切な医療を受けられるメリットがあります。詳しくは厚生労働省のマイナ保険証ページをご確認ください。
確定申告(e-Tax)をオンラインで
マイナンバーカードがあれば、確定申告をe-Taxでオンライン提出できます。スマートフォンやICカードリーダーを使ってマイナンバーカードを読み取り、税務署に行かずに自宅から申告が可能です。
マイナポータルの活用
マイナポータルは政府が運営するオンラインサービスで、以下のことができます。
- 行政機関からのお知らせを確認
- 子育て・介護に関する手続きのオンライン申請
- 自分の個人情報がどの機関にやり取りされたかの確認
- 健康保険証情報、年金記録の確認
外国人が注意すべきポイント
有効期限に注意
外国人のマイナンバーカードの有効期限は、在留カードの有効期限と同じ日です。日本人のカードが10年有効(未成年は5年)であるのに対し、外国人は在留期間に連動するため、在留期間を更新したらマイナンバーカードの有効期限も更新手続きが必要です。
在留カード更新時のマイナンバーカード手続き
在留期間を更新・変更した場合は、市区町村の窓口でマイナンバーカードの有効期限の更新手続きを行う必要があります。この手続きを忘れると、マイナンバーカードが失効してしまうので注意しましょう。
帰国時の対応
日本を離れる際(海外転出届を提出した場合)、マイナンバーカードは一時的に使えなくなります。ただし、マイナンバー自体は変わらず、再入国して住民登録をすれば再び利用可能になります。日本の年金・社会保障制度に関連する手続きもあるため、帰国前に確認しておきましょう。
2026年の新制度:特定在留カード
2026年6月14日から、在留カードとマイナンバーカードを一体化した「特定在留カード」の運用が開始されます。これにより、中長期在留者と特別永住者は、在留カード・マイナンバーカード・健康保険証の機能を1枚のカードに集約できるようになります。
特定在留カードの主な特徴は以下の通りです。
- 在留カードとマイナンバーカードの機能を統合
- 健康保険証としても利用可能
- 切り替えは任意(強制ではない)
- 出入国在留管理庁の窓口で申請
この新制度により、財布の中のカードが減り、管理がさらに簡単になることが期待されています。最新情報は出入国在留管理庁のサイトで確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q: マイナンバーカードの申請にお金はかかりますか? A: 初回の申請は無料です。紛失などによる再発行には手数料がかかります(電子証明書搭載の場合1,000円)。
Q: 交付申請書をなくしてしまいました。どうすればいいですか? A: 市区町村の窓口で再発行してもらえます。身分証明書(在留カードなど)を持参してください。
Q: 申請してからどれくらいでカードを受け取れますか? A: 通常、申請から約1ヶ月後に交付通知書が届きます。混雑状況によっては2ヶ月程度かかることもあります。
Q: 英語で申請できますか? A: オンライン申請サイトは日本語のみですが、マイナンバーコールセンター(0570-064-738)では英語対応が可能です。市区町村によっては多言語サポートを提供しているところもあります。
Q: マイナンバーカードを紛失したらどうすればいいですか? A: すぐにマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話してカードの機能を一時停止し、最寄りの警察署に届け出てください。その後、市区町村の窓口で再発行の手続きを行います。
まとめ
マイナンバーカードは、日本で暮らす外国人にとって持っておくべき重要なカードです。本人確認書類として使えるだけでなく、健康保険証、コンビニでの証明書取得、オンライン行政手続きなど、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。申請は無料で、スマホから簡単に手続きできるので、まだ持っていない方はぜひ早めに申請することをおすすめします。2026年6月からは特定在留カードの運用も始まるため、今のうちにマイナンバーカードを取得しておくとスムーズに移行できるでしょう。日本での生活をより便利に、より快適にするために、マイナンバーカードを活用していきましょう。
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