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日本の銀行口座・金融サービス完全ガイド

海外送金の方法と手数料の比較ガイド

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
海外送金の方法と手数料の比較ガイド

日本在住の外国人向けに海外送金の方法と手数料を徹底比較。Wise、楽天銀行、大手銀行の送金手数料・為替レート・到着日数を比較し、最もお得な送金方法を解説。送金額別のおすすめサービスや注意点も紹介します。

海外送金の方法と手数料の比較ガイド|日本在住の外国人向け完全解説

日本に住んでいる外国人にとって、母国への送金は生活の一部です。家族への仕送り、自国の住宅ローン返済、投資資金の移動など、海外送金を利用する場面は多岐にわたります。しかし、送金方法によって手数料や為替レート、到着までの時間が大きく異なるため、最適なサービスを選ぶことが非常に重要です。

この記事では、日本から海外への送金方法を徹底比較し、日本の銀行口座・金融サービスを活用しながら、最もお得に送金できる方法をご紹介します。

海外送金の基本的な仕組みと種類

海外送金(国際送金)とは、日本の金融機関から海外の金融機関へ資金を送ることです。送金にはいくつかの方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

送金方法の3つのカテゴリー

海外送金の方法は大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • 銀行送金(SWIFT送金):三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの大手銀行を通じた従来型の送金方法。安心感がありますが、手数料が高いのが難点です。
  • ネット銀行送金:楽天銀行やソニー銀行など、オンラインで手続きが完結する送金方法。手数料は大手銀行より安めです。
  • 資金移動業者(フィンテックサービス)WiseやRevolutなど、専門の送金サービス。手数料が安く、スピードも速いのが特徴です。

日本での銀行口座開設がまだの方は、まず口座を準備してから送金サービスを検討しましょう。

主要な海外送金サービスの手数料比較

送金サービスを選ぶ際に最も気になるのが手数料です。ここでは、50万円を米ドルで送金する場合を例に比較します。

サービス名送金手数料為替レート受取額(目安)到着日数最低送金額
Wise約2,500円(0.5%)ミッドマーケットレート約$4,586数秒〜1日制限なし
楽天銀行750円(一律)独自レート(+約1%)約$4,5202〜4日制限なし
PayPal499円(一律)独自レート(+約3-4%)約$4,400即時〜3日制限なし
三菱UFJ銀行3,000〜7,500円TTS(+約1円)約$4,4503〜5日制限なし
三井住友銀行3,500〜8,000円TTS(+約1円)約$4,4303〜5日制限なし
みずほ銀行2,500〜5,500円TTS(+約1円)約$4,4403〜5日制限なし
SBI新生銀行2,000〜4,000円独自レート(+約0.5%)約$4,5102〜4日制限なし

注意: 上記は2025年時点の目安です。為替レートや手数料は常に変動するため、送金前に必ず各サービスで最新の情報を確認してください。実際の受取額は送金タイミングによって異なります。

この比較からわかるように、Wiseを利用した場合とSMBCを利用した場合では、約$181もの差額が生じる可能性があります。定期的に送金する方にとって、この差は年間で数万円以上になることもあります。

Wise(ワイズ)の特徴と使い方

Wiseは2011年に設立された国際送金サービスで、現在は世界中で1,600万人以上のユーザーに利用されています。日本在住の外国人にとって、最もおすすめのサービスの一つです。

Wiseの主なメリット

  • ミッドマーケットレート(仲値)採用:銀行のように為替レートに利益を上乗せしないため、最も公正なレートで送金できます
  • 圧倒的なスピード74%の送金が20秒以内に届き、95%が1日以内に完了します
  • 透明性の高い手数料:送金前に手数料と受取額が明確に表示されるため、隠れコストがありません
  • マルチカレンシー口座:約40通貨を保有でき、8種類以上の現地口座情報を取得可能
  • 日本語対応のアプリ:スマートフォンから簡単に送金手続きができます

Wiseのデメリット

  • 高額送金には本人確認書類の追加提出が必要
  • 法人利用の場合、手数料が個人より高くなる場合がある
  • 一部の通貨ペアでは送金に時間がかかることがある

銀行送金を選ぶべき場合とそのメリット

すべてのケースでフィンテックサービスが最適とは限りません。以下のような場合は、銀行送金の方が適していることがあります。

銀行送金が適しているケース

  • 100万円以上の高額送金:資金移動業者は1回の送金額に上限がある場合があります。高額送金なら銀行の方がスムーズです
  • 法人口座への送金:ビジネス目的の送金は、銀行の方が書類対応がしっかりしています
  • 不動産購入・大型契約:相手方が銀行送金を指定するケースが多い
  • 安心感を重視する場合:窓口で直接相談できるため、初めての送金で不安な方に向いています

日本でのクレジットカード・キャッシュレス決済とあわせて、金融サービス全体を把握しておくことが大切です。

おすすめのネット銀行

楽天銀行は送金手数料が一律750円と非常に安く、24時間オンラインで手続きできるため、ネット銀行の中では最もおすすめです。一般的な海外送金手数料の相場は約3,000円ですので、楽天銀行の手数料は破格といえます。

送金額別のおすすめサービス

送金額によって最適なサービスは異なります。以下を参考に選んでみてください。

送金額おすすめサービス理由
1万円未満PayPal少額送金の手軽さ
1万円〜10万円Wise手数料率が低く、スピードが速い
10万円〜50万円Wise / 楽天銀行コスパと信頼性のバランス
50万円〜100万円楽天銀行 / Wise楽天は一律750円で大きな金額ほどお得
100万円以上銀行(SMBC・MUFG等)送金上限が高く、法的な安心感

100万円未満の送金なら、銀行ではなく資金移動業者を利用する方がコスト面で有利です。手数料の安さ、利便性、安全性のすべてを考慮しても最適な選択といえます。

日本在住の外国人が海外送金する際の注意点

海外送金にはいくつかの重要な注意点があります。知らないと損をしたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があるため、必ず確認してください。

1. 隠れコストに注意する

送金手数料だけを見て安いと判断するのは危険です。実際のコストには以下が含まれます。

  • 為替手数料(為替マージン):銀行は市場レートに2〜4%のマージンを上乗せすることが多い
  • 中継銀行手数料(コルレス手数料):SWIFT送金では、中継銀行を経由するたびに手数料が差し引かれることがある
  • 受取銀行手数料:受取側の銀行でも手数料を徴収される場合がある

2. 税務上の注意事項

日本在住の外国人が家族へ送金する場合、贈与と認定され贈与税がかかる場合があります。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 年間110万円を超える贈与は贈与税の対象
  • ビジネス取引や貸し借りを目的とした送金は贈与に該当しない
  • 100万円を超える海外送金は税務署へ報告される(国外送金等調書)

日本の税金・確定申告についても理解を深めておくことをおすすめします。

3. セキュリティと詐欺防止

海外送金に関連する詐欺には特に注意が必要です。

  • マネーミュール詐欺:「受け取ったお金を海外に転送するだけで報酬がもらえる」という勧誘は詐欺です。犯罪に加担することになります
  • 登録業者の確認銀行以外の送金サービスを利用する場合は、必ず金融庁の登録業者かどうかを確認してください。登録のない業者は違法です
  • フィッシング詐欺:送金サービスを装った偽メールやSMSに注意。公式サイトから直接ログインしましょう

4. 必要書類と本人確認

海外送金には以下の書類が必要になることが多いです。

  • 在留カード
  • マイナンバー(個人番号)
  • パスポート
  • 送金目的を証明する書類(請求書、契約書など)

送金手続きの流れ(Wiseの場合)

最も人気のあるWiseを例に、実際の送金手続きの流れを紹介します。

  1. アカウント作成:メールアドレスで無料登録
  2. 本人確認:在留カードやパスポートの写真をアップロード
  3. 送金額の入力:送りたい金額と通貨を選択(手数料と受取額が即座に表示)
  4. 受取人情報の入力:受取人の銀行口座情報を入力
  5. 送金資金の入金:Wiseの日本国内口座に銀行振込
  6. 送金完了:入金確認後、自動的に送金処理が開始

初回の送金は本人確認に時間がかかる場合がありますが、2回目以降はスムーズに手続きが完了します。

定期送金を効率化するコツ

毎月の仕送りなど、定期的に送金する場合の効率化テクニックをご紹介します。

  • 自動送金機能の活用:Wiseでは定期的な自動送金を設定できます
  • 為替レートアラート:円安のタイミングで送金すると、受取額を最大化できます
  • まとめ送金の検討:毎月少額を送るより、数ヶ月分をまとめて送る方が手数料を節約できる場合があります
  • マルチカレンシー口座:Wiseのマルチカレンシー口座に外貨を保有しておけば、為替レートが良いタイミングで両替し、好きな時に送金できます

日本での節約・家計管理とあわせて、送金コストも家計の一部として管理しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q: マイナンバーがないと海外送金できませんか?

マイナンバーの提出は法律で義務付けられていますが、取得中の場合は「マイナンバー届出の猶予届出書」を提出することで一時的に送金できる場合があります。ただし、サービスによって対応が異なるため、事前に確認してください。

Q: 海外送金に税金はかかりますか?

送金自体に税金はかかりませんが、送金目的によっては贈与税の対象となる場合があります。100万円を超える送金は税務署に報告されます。詳しくは日本の税金ガイドをご覧ください。

Q: 最も安い送金方法はどれですか?

一般的に、100万円未満の送金ならWiseが最もコスパが良いです。ただし、送金先の国や通貨によって最適なサービスは異なります。送金の都度、複数のサービスで比較することをおすすめします。

Q: 送金が届かない場合はどうすればいいですか?

まず送金元のサービスで送金状況を確認しましょう。SWIFT送金の場合は追跡番号(トラッキングナンバー)で確認できます。Wiseなどのオンラインサービスではアプリ上で進捗状況をリアルタイムに確認できます。

まとめ:自分に合った海外送金方法を選ぼう

日本から海外への送金方法は多様化しており、従来の銀行送金以外にも、WiseやPayPalなどの便利なサービスが利用可能です。

最も重要なのは、送金手数料だけでなく、為替レートや隠れコストも含めた総コストで比較することです。

  • 少額〜中額の送金:Wiseが手数料・スピード・透明性で総合的に優秀
  • 大手銀行の安心感を求めるなら:楽天銀行がコスパ最強
  • 高額送金:大手銀行が無難

定期的に送金する方は、為替レートのタイミングや自動送金機能をうまく活用して、年間の送金コストを最小限に抑えましょう。日本の銀行口座・金融サービスについて総合的に理解し、賢く資産管理をしていきましょう。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本生活情報を発信。

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