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日本での住宅探し完全ガイド

保証人がいない場合の賃貸契約方法

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日更新日:2026年3月3日
保証人がいない場合の賃貸契約方法

日本で保証人がいない外国人のための賃貸契約方法を徹底解説。保証会社(GTNなど)の利用方法と審査のコツ、UR住宅のメリット・デメリット、保証人不要物件の探し方、会社・学校の支援制度まで、具体的な手順をステップごとに紹介します。

保証人がいない場合の賃貸契約方法|外国人向け完全ガイド

日本で賃貸物件を借りる際、多くの外国人が直面する最大の壁が「連帯保証人」の問題です。日本に家族や親しい知人がいない場合、誰に保証人を頼めばよいのか分からず、部屋探しが行き詰まってしまうケースが少なくありません。しかし近年、保証会社の普及やUR住宅の活用など、保証人がいなくても賃貸契約できる方法が増えています。この記事では、外国人が賃貸物件を探す際のコツと合わせて、保証人なしで部屋を借りるための具体的な方法を徹底解説します。

なぜ日本の賃貸契約で保証人が必要なのか

日本の賃貸契約では、従来から「連帯保証人(れんたいほしょうにん)」の設定が一般的でした。連帯保証人とは、入居者が家賃を滞納した場合に代わりに支払い義務を負う人のことです。大家さんにとっては、家賃の未払いリスクを軽減するための重要な仕組みとなっています。

連帯保証人には通常、以下の条件が求められます。

  • 日本国内に住所があること
  • 安定した収入があること(目安として年収が家賃の36倍以上)
  • 一般的に65歳未満であること
  • 入居者と一定の関係性があること(親族が望ましい)
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外国人にとって、これらの条件を満たす保証人を見つけるのは容易ではありません。日本に親族がいない、日本人の知人に頼みづらい、言葉の壁で交渉が難しいなど、さまざまな理由で保証人探しに苦労する方が多いのが現状です。賃貸契約の詳細についても事前に理解しておくことが大切です。

保証会社を利用する方法【最も一般的な解決策】

現在、外国人が保証人なしで賃貸契約する最もポピュラーな方法が「保証会社(ほしょうがいしゃ)」の利用です。2020年の民法改正以降、保証会社の利用が急速に普及し、多くの物件で連帯保証人の代わりとして認められるようになりました。

保証会社の仕組み

保証会社は、入居者に代わって大家さんに対する保証を提供するサービスです。入居者が家賃を滞納した場合、保証会社が一時的に立て替え払いを行い、その後入居者に請求します。入居者は保証料を支払うことで、連帯保証人を立てる必要がなくなります。

保証料の相場

費用項目金額の目安備考
初回保証料家賃の50%〜100%契約時に一括払い
更新料(定額型)年間10,000円毎年または2年ごと
更新料(定率型)家賃の10%〜30%/年会社により異なる
緊急連絡先費用なし日本在住者が必要

外国人対応の主要保証会社

外国人に対応した保証会社は15社以上あり、多言語対応が進んでいます。特に代表的な会社を紹介します。

GTN(グローバルトラストネットワークス) は外国人専門の保証会社として最も知名度が高く、10言語以上に対応しています。審査の通過率が高く、不動産会社からの信頼も厚いのが特徴です。ただし、保証料は他社と比べてやや高めの傾向があります。

Fサポート(フラットエージェンシー) は京都を拠点とし、留学生や研究者向けのサポートに定評があります。大学との連携が多く、学術関係者にとっては利用しやすい選択肢です。

JID(日本賃貸保証)Casa などの大手保証会社も外国人対応を強化しており、多くの物件で利用可能です。

注意点として、保証会社は入居者側で自由に選ぶことはできません。物件ごとに提携している保証会社が決まっているため、物件探しの段階で確認しておくことが重要です。

保証会社の審査に通るためのポイント

保証会社を利用するためには審査を通過する必要があります。審査では主に以下の点がチェックされます。

審査で見られる項目

  1. 在留資格の有効性 — 有効な在留カードを所持しているか、在留期間に余裕があるか
  2. 安定した収入 — 月収が家賃の3倍以上あることが目安
  3. 過去の家賃滞納歴 — 信用情報機関のデータが確認される場合がある
  4. 緊急連絡先 — 日本在住の知人や同僚の連絡先が必要
  5. 勤務先情報 — 在籍確認が行われる場合がある

審査通過率を上げるコツ

  • 必要書類を漏れなく準備する — 在留カード、パスポート、収入証明書(源泉徴収票や給与明細3ヶ月分)、勤務先の在籍証明書
  • 家賃は手取り月収の3分の1以内に抑える — 審査通過の最大のポイント
  • 緊急連絡先を事前に確保する — 職場の同僚や日本語学校の先生に依頼できないか相談する
  • 不動産会社に外国人対応の実績を確認する — 外国人の入居実績が多い物件を紹介してもらう

在留カードの基礎知識も合わせて確認しておきましょう。

UR住宅(公営住宅)を利用する方法

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が管理する公的な賃貸住宅です。UR住宅の最大のメリットは、連帯保証人も保証会社も不要で入居できる点です。

UR住宅のメリット

  • 保証人・保証会社が一切不要
  • 礼金・仲介手数料が不要
  • 更新料が不要
  • 外国人でも日本人と同じ条件で申し込み可能

UR住宅のデメリット

  • 敷金として家賃3ヶ月分が必要(通常の賃貸は1〜2ヶ月分)
  • 人気エリアでは空きが少なく競争率が高い
  • 家賃は周辺相場と比べてやや高めの傾向
  • 物件が築年数の古いものも多い
  • 入居条件として基準月収額(家賃の4倍)または貯蓄基準額(家賃の100倍)が必要

UR住宅は全国に約70万戸あり、URの公式サイトから空き物件を検索できます。外国人の場合、在留期間が1年以上あることが基本的な条件となります。

保証人不要物件を探す方法

最近では「保証人不要」を売りにした物件も増えてきました。以下の方法で保証人不要物件を効率的に探せます。

不動産ポータルサイトで検索

主要な不動産サイトでは「保証人不要」の条件で絞り込み検索が可能です。

サイト名特徴外国語対応
SUUMO日本最大級の物件数一部英語
HOME'S条件検索が充実一部英語
GaijinPot Apartments外国人専門英語
wagaya Japan外国人向け多言語
Real Estate Japan外国人向け英語

外国人専門の不動産会社を利用

外国人の賃貸サポートに特化した不動産会社では、保証人不要物件の紹介に慣れています。英語や中国語など多言語でのサポートが受けられるため、日本語に不安がある方でも安心して相談できます。

シェアハウス・ゲストハウスを検討

保証人の問題を完全に回避できる選択肢として、シェアハウスやゲストハウスがあります。多くのシェアハウスでは保証人不要で、家具付き・初期費用を抑えられるメリットもあります。来日したばかりの外国人が、まずシェアハウスに入居し、日本での信用を築いてから通常の賃貸に移行するというステップも有効です。

会社・学校の支援制度を活用する

勤務先や学校が住宅支援制度を設けているケースも多くあります。

社宅・借り上げ住宅

企業によっては、外国人社員のために社宅を用意したり、借り上げ住宅の制度を設けていることがあります。この場合、保証人は会社が担当するため、個人で保証人を探す必要はありません。マイナビBizのような法人向け賃貸サービスも増えています。

大学・日本語学校のサポート

留学生の場合、大学や日本語学校が保証人制度を設けていたり、提携する保証会社を紹介してくれたりすることがあります。留学生活を始める前に、学校の住宅支援窓口に相談することをおすすめします。

自治体の外国人支援

一部の自治体では、外国人住民向けの住宅支援サービスを提供しています。国際交流協会や多文化共生センターなどに相談すると、保証人の紹介や住宅情報を得られる場合があります。

保証人・保証会社なしで契約する際の注意点

保証人不要で契約できる場合でも、以下の点に注意が必要です。

  • 初期費用が高くなる場合がある — 保証人不要の代わりに敷金・礼金が高く設定されていることがある
  • 家賃がやや割高な傾向 — リスクを見込んで周辺相場より高めの設定になっていることがある
  • 退去時のトラブルに注意原状回復の範囲や費用について契約前に確認する
  • 契約書の内容を必ず理解する — 不明な点は日本語ができる人に同席してもらう
  • 緊急連絡先は必ず必要 — 保証人不要でも、日本在住の緊急連絡先は求められるケースがほとんど

まとめ:外国人が保証人なしで賃貸を借りるステップ

保証人がいなくても、日本で賃貸物件を借りる方法は複数あります。自分の状況に合った方法を選び、計画的に準備を進めましょう。

おすすめの手順:

  1. まず勤務先・学校に住宅支援があるか確認する
  2. UR住宅の空き物件を公式サイトでチェックする
  3. 外国人対応の不動産会社に相談し、保証会社利用可能な物件を探す
  4. 必要書類(在留カード・収入証明・勤務先情報)を事前に準備する
  5. 緊急連絡先を確保しておく(職場の同僚・友人など)

日本の住宅探しは外国人にとって大変な作業ですが、正しい情報を知り、適切な手順を踏めば必ず良い物件が見つかります。焦らず一歩ずつ進めていきましょう。

参考リンク:

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本生活情報を発信。

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