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日本のビザ・在留資格完全ガイド

ビザ更新の手続きと注意点

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
ビザ更新の手続きと注意点

日本に住む外国人のためのビザ更新(在留期間更新許可申請)完全ガイド。必要書類一覧、申請の流れ、手数料(窓口6,000円・オンライン5,500円)、転職時の注意点、よくある不許可理由と対策まで2025年の最新情報をわかりやすく解説します。初めての更新でも安心。

ビザ更新の手続きと注意点|在留期間更新許可申請を徹底解説

日本に住む外国人にとって、ビザ(在留資格)の更新は避けて通れない重要な手続きです。2024年末時点で日本の外国人労働者数は過去最高の230万人を記録しており、毎年多くの方がこの手続きに直面しています。更新を忘れたり、書類に不備があると在留資格を失うリスクもあるため、正確な知識と計画的な準備が不可欠です。

この記事では、在留期間更新許可申請の具体的な手順、必要書類、費用、よくある失敗例まで、実践的な情報をわかりやすく解説します。初めてビザ更新をする方も、転職後の更新で不安がある方も、ぜひ参考にしてください。

在留期間更新許可申請とは?基本を理解しよう

在留期間更新許可申請とは、現在持っている在留資格(ビザ)の期間を延長するための手続きです。日本に滞在する外国人は、それぞれの在留資格に定められた在留期間(1年、3年、5年など)があり、その期間が満了する前に更新申請を行う必要があります。

申請は在留期間満了日の3ヶ月前から可能です。できるだけ早めに手続きを開始することが推奨されています。なお、申請中に在留期間が満了した場合でも、満了日から2ヶ月間は引き続き日本に滞在できる「特例期間」が設けられています。

更新が認められるためには、以下の条件を満たす必要があります:

  • 現在の在留資格に該当する活動を引き続き行うこと
  • 在留を継続するのに十分な理由があること
  • 法令違反や素行不良がないこと
  • 健康保険年金などの社会保険に適切に加入していること

詳しい申請手続きについては、出入国在留管理庁の公式ページで確認できます。

必要書類一覧|在留資格別にチェック

ビザ更新に必要な書類は、在留資格の種類によって異なります。ここでは代表的な在留資格ごとに必要書類をまとめました。

共通書類(全在留資格)

  • 在留期間更新許可申請書(法務省HPからダウンロード可能)
  • パスポート(原本)
  • 在留カード(原本)
  • 証明写真(縦4cm×横3cm、3ヶ月以内撮影)

在留資格別の追加書類

在留資格追加必要書類補足事項
技術・人文知識・国際業務法定調書合計表の写し、住民税の課税・納税証明書(1年分)転職時は雇用契約書・会社案内も必要
日本人の配偶者等配偶者の戸籍謄本、住民税の課税・納税証明書、身元保証書質問書の提出を求められる場合あり
家族滞在扶養者のパスポート・在留カードコピー、扶養者の課税・納税証明書扶養者の在留資格が有効であること
留学在学証明書、成績証明書、経費支弁書出席率が低いと不許可リスクあり
永住者の配偶者等配偶者の在留カードコピー、住民税の課税・納税証明書、身元保証書婚姻関係の継続が確認される
特定技能特定技能所属機関の届出書、雇用条件書、支援計画書登録支援機関の書類も必要な場合あり

書類は発行に時間がかかるものもあるため、在留期間満了の2ヶ月前には準備を開始することをおすすめします。最新の必要書類リストは出入国在留管理庁のホームページで必ず確認してください。

申請方法と手続きの流れ

ビザ更新の申請方法は、窓口申請オンライン申請の2つがあります。

窓口申請の流れ

  1. 書類準備:必要書類を揃える(申請の1〜2ヶ月前に開始)
  2. 入管へ来庁:管轄の地方出入国在留管理局・支局・出張所に直接出向く
  3. 書類提出:窓口で申請書類一式を提出
  4. 審査:おおむね2週間〜1ヶ月程度(繁忙期はさらに長くなることも)
  5. 結果通知:ハガキまたは通知書が届く
  6. 新しい在留カード受取:入管窓口で収入印紙を納付し、新しい在留カードを受け取る

オンライン申請の流れ

2022年3月から在留申請のオンライン手続きが可能になりました。マイナンバーカードを持っている方は、在留申請オンラインシステムを利用して自宅から申請できます。

オンライン申請のメリットは以下の通りです:

  • 入管に出向く必要がない(混雑回避)
  • 手数料が窓口より安い(5,500円 vs 6,000円)
  • 24時間いつでも申請可能
  • 審査状況をオンラインで確認できる

ただし、一部の在留資格や特殊なケースではオンライン申請が利用できない場合もあります。詳細は東京ビザ申請サポートなどの専門サイトで確認できます。

費用と手数料|2025年最新情報

ビザ更新にかかる費用は以下の通りです。

費目金額備考
更新許可手数料(窓口)6,000円2025年4月1日以降の申請
更新許可手数料(オンライン)5,500円2025年4月1日以降の申請
証明写真約800〜1,500円証明写真機または写真店
住民税の証明書約300〜400円/通市区町村役場で取得
課税・納税証明書約300〜400円/通市区町村役場で取得
行政書士への依頼費用(任意)約50,000〜150,000円自分で申請すれば不要

なお、2025年のビザ政策変更に関する報道によると、2026年度以降は更新手数料が約3万〜4万円に引き上げられる可能性が報じられています。現在の手数料で更新できるうちに手続きを済ませることも検討に値します。

手数料は許可時に収入印紙で納付します。不許可の場合は手数料はかかりません。

転職した場合のビザ更新|特に注意すべきポイント

日本で仕事を探している方や転職をした方は、ビザ更新時に特に注意が必要です。

転職時の義務

転職した場合、以下の届出が法律で義務付けられています:

  • 契約機関に関する届出:前の会社を辞めた日から14日以内に届出
  • 新しい契約機関に関する届出:新しい会社に入社した日から14日以内に届出

この届出を怠ると、更新審査で不利に働く可能性があります。

転職後の更新で求められる追加書類

転職を伴うビザ更新では、通常の更新よりも多くの書類が求められます。場合によっては、在留資格変更許可申請と同等の書類の提出が必要になることもあります。Divership(外国人ビザ更新解説)でも詳しく解説されています。

主な追加書類には以下が含まれます:

  • 新しい雇用契約書または労働条件通知書
  • 新しい会社の登記簿謄本
  • 新しい会社の決算書
  • 職務内容説明書
  • 退職証明書(前職)

転職先の業務内容が、自分の学歴・職歴と合っているかどうかも重要な審査ポイントです。例えば「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で、まったく関係のない職種に転職した場合は不許可となるリスクがあります。

よくある不許可理由と対策

ビザ更新が不許可になる主な理由と、その対策を確認しましょう。

1. 社会保険・税金の未納

健康保険年金、住民税の未納は更新不許可の大きな原因です。特に2025年以降は、社会保険の加入状況が厳しくチェックされるようになっています。

対策:滞納がある場合は、更新申請前に全額納付するか、分割払いの相談をしておきましょう。

2. 在留資格に該当しない活動

許可された在留資格の範囲外の活動をしている場合(例:留学ビザでフルタイム就労)は不許可となります。

対策:資格外活動許可を取得している場合は、週28時間以内の制限を守りましょう。

3. 届出義務の不履行

住所変更や勤務先変更の届出を怠っていると、審査で不利になります。

対策:引っ越しや転職をした際は、14日以内に必要な届出を行いましょう。

4. 書類の不備・虚偽

書類に不備があると審査が遅れるだけでなく、虚偽の申請は在留資格の取消しにつながります。

対策:申請前に書類のチェックリストを使って漏れがないか確認しましょう。マイナビグローバルでも必要書類の詳細が確認できます。

更新を忘れた・期限切れの場合の対処法

万が一、在留期間の更新を忘れてしまった場合の対処法を解説します。

申請中に在留期間が切れた場合

更新申請が受理されている状態で在留期間が満了した場合は、特例期間として満了日から2ヶ月間は合法的に滞在できます。この間も在留カードは有効とみなされます。

更新申請をせずに期限が切れた場合

申請をしないまま在留期間が過ぎてしまった場合は、不法滞在(オーバーステイ)となります。この場合は速やかに最寄りの入管に出頭し、状況を説明してください。出国命令制度の対象となる場合もあります。

いずれの場合も、期限管理は非常に重要です。在留カードに記載された在留期間をカレンダーに登録し、6ヶ月前から準備を始めることを強くおすすめします。

ビザ更新をスムーズに進めるための実践的アドバイス

最後に、ビザ更新を確実に成功させるための実践的なアドバイスをまとめます。

スケジュール管理

  • 6ヶ月前:必要書類の確認、証明書類の取得計画
  • 3ヶ月前:申請開始可能日。できるだけ早く申請する
  • 2ヶ月前:遅くてもこの時期までには申請を完了する
  • 満了日:申請済みなら特例期間で滞在継続可能

書類管理のコツ

  • 過去の申請書類のコピーを保管しておく(次回の参考になる)
  • 銀行口座の残高証明や給与明細は日頃から整理しておく
  • 確定申告や住民税の納付記録も保管する

専門家への相談

複雑なケース(転職を伴う更新、不許可歴がある場合など)は、入管業務に精通した行政書士や弁護士に相談することも有効です。費用はかかりますが、不許可リスクを大幅に減らすことができます。

将来の在留資格を見据えて

ビザ更新を繰り返す中で、永住権の取得を目指す方も多いでしょう。永住申請では過去の在留状況(税金や社会保険の納付状況、届出の履行など)が総合的に審査されます。毎回のビザ更新を確実に行い、日本の法令を遵守することが、将来の永住権取得にもつながります。

まとめ

ビザ更新は外国人が日本で安定した生活を送るために欠かせない手続きです。特に2025年以降は手数料の変更や審査の厳格化も進んでおり、早めの準備と正確な情報収集がますます重要になっています。

この記事のポイントをおさらいします:

  • 在留期間満了日の3ヶ月前から申請可能、2ヶ月前には準備を開始
  • 必要書類は在留資格ごとに異なるため事前に確認
  • 手数料は窓口6,000円、オンライン5,500円(2025年4月以降)
  • 転職した場合は14日以内の届出義務があり、追加書類も多い
  • 社会保険・税金の未納は不許可の大きな原因
  • 困ったときは専門家(行政書士・弁護士)に相談を

日本での生活を長く続けるために、計画的にビザ更新の準備を進めましょう。日本のビザ・在留資格全般についてはこちらのガイドもあわせてご覧ください。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本生活情報を発信。

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