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日本への留学・学生生活ガイド

学生ビザの取得方法と更新手順

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年3月2日
学生ビザの取得方法と更新手順

日本の学生ビザ(在留資格「留学」)の取得方法と更新手順を徹底解説。必要書類一覧、申請の流れ、COE取得から在留期間更新、アルバイトのルールまで、外国人留学生が知っておくべき情報を完全網羅した実用ガイドです。

学生ビザの取得方法と更新手順|留学生が知っておくべき完全ガイド

日本に留学するためには、在留資格「留学」、いわゆる学生ビザの取得が必要です。しかし、申請手続きは複雑で、初めての方にはわかりにくい部分も多いのが現実です。この記事では、学生ビザの取得から更新まで、外国人留学生が押さえておくべきポイントをわかりやすく解説します。

日本での留学生活をスムーズにスタートさせるためにも、ビザの基礎知識をしっかり身につけておきましょう。日本のビザ・在留資格の全体像についても合わせて確認しておくと、より理解が深まります。

学生ビザ(在留資格「留学」)とは?基本情報を解説

学生ビザとは、外国人が日本の教育機関で教育を受けるために必要な在留資格です。正式には在留資格「留学」と呼ばれ、日本語学校、専門学校、大学、大学院などで学ぶ場合に必要となります。

在留期間と対象機関

学生ビザの在留期間は4年3月を超えない範囲で法務大臣が指定します。具体的な期間は教育機関の種類や在籍期間によって異なります。

教育機関の種類一般的な在留期間対象例
大学・大学院2年〜4年3月学部課程、修士・博士課程
専門学校1年〜2年専門課程のカリキュラム
日本語学校6月〜2年日本語教育課程
短期大学2年短期大学課程
準備教育機関1年〜2年大学入学前の準備教育

学生ビザの保持者はフルタイム学生のみが対象であり、日本滞在の主な目的は学業でなければなりません。アルバイトをする場合は別途資格外活動許可の取得が必要です。

学生ビザ取得に必要な3つの条件

留学ビザを取得するには、主に以下の3つの要件を満たす必要があります。

1. 活動要件

日本の教育機関に正式に入学し、教育を受けることが求められます。入学許可証や合格通知書が証明書類となります。

2. 資力要件

日本での在留期間中の生活費をまかなえる十分な資産があることを証明する必要があります。一般的に、年間約150万円〜250万円の生活費が目安とされています(東京での生活はさらに高額になる場合があります)。

証明方法としては、以下の書類が使われます:

  • 銀行残高証明書
  • 奨学金の受給証明書
  • スポンサー(保護者等)の収入証明書
  • 経費支弁書

3. 教育要件

日本の教育機関の入学条件を満たしていること、つまり母国での教育歴(12年以上の学校教育を修了している等)が求められます。また、日本語で授業を受ける場合は日本語能力試験(JLPT)のスコアが参考にされることもあります。

学生ビザ取得のステップバイステップ手順

学生ビザの取得プロセスは大きく分けて4つのステップで進みます。全体の所要期間は平均3〜4ヶ月です。入学予定日の少なくとも4ヶ月前には準備を始めましょう。

ステップ1:教育機関への出願と入学許可の取得

まず、希望する日本の教育機関(大学、専門学校、日本語学校など)に出願し、入学許可を受けます。この段階で必要な書類は学校によって異なりますが、一般的には以下が必要です:

  • パスポートのコピー
  • 最終学歴の卒業証明書・成績証明書
  • 日本語能力証明書(JLPT、NAT-TESTなど)
  • 志望理由書
  • 証明写真

ステップ2:在留資格認定証明書(COE)の申請

入学許可が出たら、教育機関を通じて出入国在留管理庁に「在留資格認定証明書」(Certificate of Eligibility、略称COE)を申請します。COEの発行には通常1〜3ヶ月かかります。

COE申請に必要な主な書類:

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • パスポートのコピー
  • 入学許可証
  • 経費支弁に関する書類
  • 証明写真(縦4cm×横3cm)

重要:COEの有効期限は交付から3ヶ月以内です。 この期間内にビザ申請と来日を済ませる必要があります。詳しくは出入国在留管理庁の公式ページをご確認ください。

ステップ3:在外日本大使館・領事館でビザ申請

COEが届いたら、自国の日本大使館または領事館でビザ(査証)の発給申請を行います。ビザの発給には通常5営業日〜2週間かかります。

ビザ申請時の必要書類:

  • 有効なパスポート(残存期間6ヶ月以上推奨)
  • 査証申請書
  • 在留資格認定証明書(COE)の原本
  • 証明写真
  • その他、大使館が指定する書類

ビザ手数料は、単一入国ビザ約3,000円、数次入国ビザ約6,000円(現地通貨で支払い)となっています。詳しい手続きは外務省の公式ページで確認できます。

ステップ4:来日と上陸審査

ビザが発給されたら、いよいよ日本への渡航です。空港での上陸審査を経て、在留カードが交付されます。在留カードの管理方法についても事前に理解しておくことが大切です。

来日後14日以内に住所を決めて市区町村役場で転入届を提出し、国民健康保険にも加入しましょう。

学生ビザの更新(在留期間更新)の手続き

在留期間が満了する前にビザを更新する必要があります。更新手続きは在留期限の3ヶ月前から申請可能です。

更新申請に必要な書類

書類名備考
在留期間更新許可申請書出入国在留管理庁のHPからダウンロード可能
パスポート有効期限を確認
在留カード現在のもの
在学証明書在籍する教育機関が発行
成績証明書直近の学業成績
出席率証明書80%以上が目安
経費支弁に関する書類銀行残高証明、奨学金証明等
証明写真(4cm×3cm)3ヶ月以内に撮影したもの

更新時の注意点

  1. 出席率は80%以上を維持しましょう。出席率が低いと更新が不許可になる場合があります
  2. 更新手数料は4,000円(収入印紙で納付)
  3. 審査期間は通常2〜3週間ですが、混雑状況により変動します
  4. 期限切れ前に必ず申請すること。期限を過ぎるとオーバーステイとなります

更新手続きの詳細についてはビザ更新の手続きと注意点もご参照ください。もし万が一申請が不許可になった場合は、不許可時の対処法の記事が参考になります。

学生ビザでのアルバイト・就労に関するルール

学生ビザでは原則として就労が認められていませんが、「資格外活動許可」を取得すれば、一定の条件下でアルバイトが可能です。

アルバイトの基本ルール

  • 週28時間以内(長期休暇中は1日8時間以内)
  • 風俗営業関連の仕事は禁止
  • 資格外活動許可証の携帯が義務

資格外活動許可の申請は、最寄りの出入国在留管理局で行います。申請費用は無料で、通常2週間〜1ヶ月で結果が出ます。詳しいルールは資格外活動許可とアルバイトのルールを確認してください。

アルバイト収入がある場合、税金の確定申告が必要になるケースもあるため、注意が必要です。

卒業後のビザ切り替え:就職活動から就労ビザへ

学校を卒業した後、日本で就職したい場合はビザの切り替えが必要です。

在留資格の変更パターン

変更パターン主な対象在留期間
留学→技術・人文知識・国際業務大卒以上の一般就職1年〜5年
留学→特定活動(就職活動)卒業後の就職活動中6ヶ月(更新可)
留学→特定技能特定分野での就労1年〜5年
留学→高度専門職ポイント制による高度人材5年

卒業後の就職活動ビザは最大1年まで延長可能な場合があります。学生ビザから就労ビザへの変更方法の記事で、詳しい手続きを解説しています。

また、高度専門職ビザのポイント制度特定技能ビザの対象条件についても調べておくと、キャリアの選択肢が広がります。

学生ビザに関するよくある質問(FAQ)

Q1: ビザの申請から発給までどのくらいかかりますか?

全体のプロセスで平均3〜4ヶ月です。COE申請に1〜3ヶ月、ビザ発給に5営業日〜2週間かかります。余裕を持って入学の4〜6ヶ月前から準備を始めることをお勧めします。

Q2: オンライン授業だけで学生ビザは維持できますか?

コロナ禍での特例措置は終了しており、原則として対面での授業出席が求められます。出席率が低いとビザの更新に影響するため、学校の規定を確認しましょう。

Q3: 学生ビザで起業することはできますか?

学生ビザでは原則として起業はできません。起業する場合は在留資格「経営・管理」への変更が必要です。ただし、資格外活動許可の範囲内でのフリーランス活動は一部認められる場合があります。

Q4: 家族を日本に呼び寄せることはできますか?

学生ビザ保持者は、一定の条件を満たせば家族滞在ビザで配偶者や子どもを呼び寄せることができます。ただし、経済的な裏付けが必要です。

Q5: 短期滞在中に学生ビザへ切り替えることはできますか?

原則として、短期滞在から長期ビザへの切り替えは認められていません。一度帰国してCOEを取得し、改めてビザ申請を行うのが基本的な流れです。

まとめ:学生ビザの取得・更新をスムーズに進めるために

学生ビザの取得から更新まで、押さえておくべきポイントを整理します:

  1. 早めの準備が大切。入学4〜6ヶ月前から手続きを開始
  2. COEの有効期限は3ヶ月。取得後は速やかにビザ申請を
  3. 出席率80%以上を維持して更新に備える
  4. 資格外活動許可を取得してからアルバイトを始める
  5. 卒業後のキャリアを見据えてビザの変更手続きを早めに調べる

日本での留学生活を充実させるためには、ビザの手続きだけでなく、住居探し銀行口座の開設携帯電話の契約など、生活全般の準備も重要です。日本への留学・学生生活ガイドも合わせてお読みいただくことで、より安心して留学生活をスタートできるでしょう。

何かわからないことがあれば、在籍する教育機関の留学生課や、最寄りの出入国在留管理局に相談することをお勧めします。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、日本企業・外資系企業で11年の実務経験。外国人の日本生活情報を発信。

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